イランで女性の髪を覆う「ヒジャブ」と呼ばれるスカーフの着用をめぐり抗議デモが続く中、イランの女性アスリートが“ヒジャブなし”で国際大会に出場し、波紋が広がっています。ロイター通信などによりますと、韓国で16日に行われたス […]
ヒジャブのつけ方が不適切だとして、イランの道徳警察に逮捕・拘束された後、急死したマフサ・アミニ。彼女の死を受け、多くの女性たちが抗議デモで基本的人権を主張し、頭髪を覆うスカーフの着用義務の廃止を求めている。
事件後テヘランのほか、トルコ・イスタンブールのイラン領事館前などで抗議デモが次々と発生。中でもイランのケルマン市では、9月の事件発生以降多くの人が街頭で抗議活動に参加し、女性たちはヒジャブを燃やしながら「女性、生命、自由」「独裁者に死を」と抗議の声を挙げている。「独裁者」とは、1989年以来同国の宗教、政治、軍事の最高権威者の地位にあるイランの最高指導者アリ・ハメネイ師のことだ。