イランで女性の髪を覆う「ヒジャブ」と呼ばれるスカーフの着用をめぐり抗議デモが続く中、イランの女性アスリートが“ヒジャブなし”で国際大会に出場し、波紋が広がっています。ロイター通信などによりますと、韓国で16日に行われたス […]
(EU)理事会は本日、イランの人権状況に対する既存の制裁体制の文脈において、11個人と4団体を新たに制限的措置の対象者リストに加えた。これは、マフサ・アミニさんの死および同国における最近の抗議デモに対する暴力的対応に関して彼らが果たした役割を考慮したものである。 本日の指定には、マフサ・アミニさんの死に責任を負う、イランの風紀警察とその中心的人物であるモハメド・ロスタミとハジャマッド・ミルザイが含まれる。EUはさらに、イランの法執行部隊(LEF)および、その地方長官数名を、抗議行動に対する残忍な弾圧に関与したとして対象に指定した。EUはまた、インターネット遮断に関与した責任者として同国のイッサ・ザレプール情報通信技術相も制裁リストに加えた。 本日科された措置は、渡航禁止と資産凍結で構成されている。さらに、EU市民および企業は、制裁リストの個人および団体に資金を提供することを禁じられる。イランの人権状況に対する制裁には、国内の抑圧に使用される可能性のある機器や、通信監視のための機器の同国への輸出禁止も含まれる。
世界中で抗議デモのアンセムとして歌われてきた「ベラ・チャオ(Bella Ciao)」が、イランで服装規定違反を理由に逮捕された女性が死亡したことに抗議する同国の女性たちへの連帯を示す応援歌になっている。
ヒジャブのつけ方が不適切だとして、イランの道徳警察に逮捕・拘束された後、急死したマフサ・アミニ。彼女の死を受け、多くの女性たちが抗議デモで基本的人権を主張し、頭髪を覆うスカーフの着用義務の廃止を求めている。
事件後テヘランのほか、トルコ・イスタンブールのイラン領事館前などで抗議デモが次々と発生。中でもイランのケルマン市では、9月の事件発生以降多くの人が街頭で抗議活動に参加し、女性たちはヒジャブを燃やしながら「女性、生命、自由」「独裁者に死を」と抗議の声を挙げている。「独裁者」とは、1989年以来同国の宗教、政治、軍事の最高権威者の地位にあるイランの最高指導者アリ・ハメネイ師のことだ。
韓国で行われたスポーツクライミングのアジア選手権に、イラン代表で女性のエルナズ・レカビ選手が「ヒジャブ」を身につけずに出場したことで、イランでは波紋が広がっています。イランの女性は、国外で公式にイランを代表する際、「ヒジャブ」の着用を義務づけられているのです。
「女性が取り押さえられる姿を見ると、魂が凍り付くような恐怖を感じる」。テヘラン在住のザハラさん(30)が打ち明けた。イランでは1979年のイスラム革命以降、女性は国籍や宗教を問わずヒジャブ着用義務があり、ザハラさんも風紀警察から注意された経験がある。取り締まりの恐怖から謝罪しヒジャブを着け直したが「なぜ注意されるのか」と不満がくすぶった。ヒジャブの「不適切」着用を理由に、マフサ・アミニさん(22)が風紀警察にテヘラン市内で拘束され、その後死亡したことをきっかけにデモが始まった。当局は死因を「心臓発作」としたが、遺族は拘束中の警察の暴力が原因である可能性を指摘。当初は女性や若者が中心だったが、有識者やスポーツ選手、俳優らがデモに賛同。海外にも飛び火し、女性の権利拡大を求める運動などとつながった。
イランでスカーフのかぶり方をめぐり、逮捕された女性が死亡したことに抗議するデモが始まってから16日で1か月になり、国際的な人権団体は治安当局とデモ隊の衝突で、死者は140人を超えたと明らかにしました。イランの議会では、取締りのあり方の見直しを求める動きも出ていますが、事態の収束につながるのかは不透明なままです。
イランでは、スカーフのかぶり方が不適切だとして逮捕された、22歳のマフサ・アミニさんが死亡したことをめぐり、警察官の暴行が原因だとして抗議するデモが始まってから、16日で1か月になりました。
イランで続く反政府デモで、警察が女性参加者を逮捕する際に性的嫌がらせを行っているように見える動画が浮上し、ソーシャルメディアで大勢が激しく怒っている。
この動画についてソーシャルメディアで多くの人が「正義」を求め、警察の本部長に辞任を要求している。一部の政府寄りのユーザーも加害者を非難している。
イラン国内では一部のソーシャルメディア・ツールが遮断されているものの、多くの人が抗議行動の迫力ある画像を共有している。
イランはここ数十年で最も激しい騒乱に揺れている。
イランでスカーフの着用が不適切だとして拘束された女性が死亡して約1か月。抗議デモは今も続いています。日本でも行われたデモに参加した、在日イラン人の男性からは「みんな政府を倒そうと思っている」そんな声